Michael Jordan has not left the building (12)

ちょっとザックリでスピードアップ・・・と思ったけど~。
あとでもう少し考えたいかもしんない・・・。

◇◇◇◆◇◇◇

それからの7時間、ぶっ通しでバスケットボールを観戦し続けるうちに、ジョーダンは再び感情の渦に巻き込まれた。叫んだかと思えば静かに熱くなる、ほとんど怒りに似た感情に。彼は、「ハニー、ただいま!」と帰宅したビジネスマンから、火がついた男にトランスフォームする。最初のスパークは『スポーツセンター』の討論から始まった。答えの出ない、あいまいで愚かしい議論の一つ:ジョー・モンタナとトム・ブレイディはどちらが優れたクォーターバックか?

「早く知りたいね」と、彼は言う。

スウェットにソックスのジョーダンは、オットマンから足を伸ばす。テレビの1人がブレイディを推すと、彼は笑う。

「連中はモンタナを覚えていなくて、ブレイディと言いそうだな」と、彼は言う。「驚きじゃないか?」

老化は、視力や柔軟性だけでなく、さまざまなものを失うことを意味する。自分の青年時代の業績がないがしろにされるのを目にすることを意味する。たぶん、遠近感を通して自分の目で、おそらく、文化的健忘症を通して他人の目で。ほとんどの人は無名の人生を送り、年をとって死ぬとき、彼らが存在した記録も消える。彼らは忘れられる。一部の人は他の人よりゆっくりとだが、しかし結局、ほとんどすべての人がそうなる。それでも、それぞれの世代で名声と業績の極点に達したわずかな人々には、不滅という幻影がちらつく。彼らはそれを信じるようになる。ジョーダンは、自分がいなくなったあとも人々が自分を覚えているだろうことを知っている。ここに史上最高のバスケットボール選手は横たわる。それは彼の墓碑銘だ。最後にコートを後にしたとき、彼は自分の業績が何ものにも損なわれないことを信じていたに違いない。その認識は、老化に対抗する彼の盾だった。

首都での戦勝パレードを行くローマ帝国の将軍の耳元で、背後に控える一人の奴隷が、「栄光は儚い」とささやいた、という寓話がある。プロのアスリートにそうささやく者はいない。最後にコートから立ち去るとき、不滅に最も近い存在だったジョーダンは、それを知ることができなかった。彼のオフィスの印画の中で象徴的に保たれた栄光の姿、彼が築いた輝くモニュメントも、時とともに少しずつ削られ、磨滅しないとも限らない。おそらく、今の彼はそれを理解しているだろう。もしかしたら、していないかもしれない。しかし、ジョー・モンタナが次の世代によって山頂の一員に加えられるのを見るとき、彼はまた、いつか人々が誰が優れているか議論するときに、自分の写真もスクリーンのレブロン・ジェームズの隣に並ぶことを悟らなければならない。

討論者たちがインターネットの世論調査の結果を発表する。92万5000人の投票結果は、50パーセントがモンタナ、50パーセントがブレイディだった。モンタナがスーパーボウルで無敗であることも、ブレイディと違って最高のステージで姿を消さなかったことも、重要ではない。レガシー、グレートネスの問題は、若い者に一方的に有利になっていることだ。今のところ、時はブレイディの側にある。

ジョーダンは頭を振る。
「わからん」。

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No title

個人的な意見として、ジョーダンとコービーは比較対称として成り立つけど、レブロンはまだまだですけどねー。
今年のファイナルでも、終盤の勝負強さを見せてくれたか?というと疑問ですし。

それはさておき、過去の偉大なプレーヤーより旬なプレーヤーの方がやや有利というのは仕方ないかもですね。
ただ、ジョーダンより記録で優ってる過去のプレーヤー、また未来に出てくるかも知れないプレーヤーが現れたとしても、あのしなやかで美しいプレイはだrだれ誰にも真似できないでしょう。

そういう意味も含めて、現在過去未来永劫、No.1はジョーダンだと思いますね。
やや遅れてコービーかな。

No title

私はもう身びいきが過ぎて、MJと他の選手を客観的に比較することは諦めているんですけど・・・(^_^;)

今年のファイナル後は、「ジョーダンは史上最高のスコアラーで、最高のバスケットボール・プレイヤーはレブロン」という意見が多くなっている気がしました。
これで、コービーがあと一回優勝したら、またコービーとの比較で盛り上がるんでしょうけど。

>過去の偉大なプレーヤーより旬なプレーヤーの方がやや有利というのは仕方ないかもですね。

記憶は美化される、という見方もありますけど、やはり見ている側にとって大事なのは「今」ですしね~。

>あのしなやかで美しいプレイは誰にも真似できないでしょう。

まさに!
なので、No.1でなくなっても、オンリーワンでありさえすれば私は心から満足です。(<弱気?)

No title

最高のバスケットボールプレイヤーが、レブロン??
レブロンファンには申し訳ないですが、相変わらずファイナルの4Qに半泣きな顔を見せるレブロンは、今のジョーダンと喧嘩しても気迫で負けそうですが(笑)

今年のファイナルを支えたのは、ウェイドのミドルだと個人的には思っています。

レブロンは、速攻からのダンク、スリー、最近上達したポスト、が主なレパートリーだと思えるくらい、得点パターンは限定的な印象があります。
あ、、、これくらいにしとこ。

まきさん、いつも読んでるんで、頑張ってください。
私も、猫さん応援してます。
LALの次に。

No title

「最高のバスケットボール・プレイヤーはレブロン」という意見が多くなっている、
というのは、多数派という意味ではなく、増えてきたという意味ですが、まあ、そこそこ目に入ったんですよね。

>今のジョーダンと喧嘩しても気迫で負けそうですが(笑)

それには激しく同意です。(笑)


いつも読んでくださってありがとうございます。
まあ、自分の興味の赴く範囲内で頑張ります!(なので、他チームには非常に暗いのです・・・)

私は根っからの天邪鬼で判官びいき体質なので、今のレイカーズには頑張って欲しいと思っていますよ~。
スイマセン。(^_^;)

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No title

>得点のみに特化した選手よりも、チームプレイヤーとして最高の評価をされる

というところは、MJが若い頃にさんざん批判されていた部分ですね。ジョーダンは素晴らしいスコアラーだが、バードやマジックのようにチームを勝たせることはできない、と。

私もレブロンと比較すべきはむしろマジックやピップやロバートソンだと思います。あと、全盛期のグラント・ヒルとか。(<全盛期が短すぎか)

でも、やっぱり『G. O. A. T』という話題の方が興味を集めるんでしょうね~。で、そうなると、やはり相手はMJと・・・。
だったらレブロンの相手はチェンバレンでもいいんじゃないかと思いますが。
何かもう、違反なくらい規格外なボディというくくりで!(^_^;)

それと、そう言えば、ウェイドはむしろ意外なくらいMJと比較されていませんね。

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No title

大黒柱=センターという時代に、一番どうでもいいポジションと思われていたシューティングガードを花形ポジションに変え、得点王は優勝できないというジンクスもチームのエースがディフェンスでもエースなんてありえないという概念も覆したところがMJのカッコ良さだと思っているんですが、そう考えると、レブロンもニュータイプですね。

おお、何か素敵。私のレブロンへの見方がちょっと変わる気がします。(笑)


>チェンバレンもフィルがヘッドコーチだったら得点マシーンのまま優勝してたかも・・・

あると思います。確か、シャックも得点王で優勝してますよね。

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No title

いろいろオイオイですなぁ。(笑)
かく言う私も、極端な天邪鬼&判官贔屓を自覚していながらMJファンという矛盾っぷりですが。(^▽^;)

私もヒートみたいに、みんなで集まって勝っちゃれ~みたいなのは嫌いなんですよねー。
それやられたら、スモールマーケットのチームには立つ瀬がないし。
まあ、ヒートはヤンキースや巨人みたいに好き放題札束切って、というわけではないからマシだと思いますけど。

それでも、ヤンキースは好きでも嫌いでもないんですが(野茂が引退後のMLBにあまり関心がないとも言う)、巨人ははっきり嫌いです。
こればっかりは松井選手に免じても嫌いです。(笑)

・・・あれ、でも、桑田投手は好きだったよなぁ。アハハ。

お互い複雑怪奇ですね。

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