Michael Jordan has not left the building (6)

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取り巻きグループはそのまま、役員室とコンコースを挟んだ位置にある27番スイート・ルームに残った。彼らは長年ジョーダンのそばにいる。一部のメンバーは本当に初期から一緒だ。そこにはエスティー・ポートノイとジョージがいて、ロッド・ヒギンスやボブキャッツのプレジデントでありノースカロライナ時代からの旧友のフレッド・ホイットフィールドも出入りしている。彼らは、試合終了後にジョーダンが戻って来るのを待ちながら、時間をつぶし、仕事を片付け、あれこれ語り合う。

コマーシャル撮影が多かった頃、ジョーダンがセットに入っている間、セキュリティー・チームはトレーラーで待機していた。マイケルが食べるものを料理していたのはリンダという女性で、彼はシナモンロールが大好物だった。あるとき、リンダは天板1枚分のシナモンロールを焼いて彼のところへ持って行った。撮影の時刻が来たとき、ジョーダンは護衛たちがシナモンロールを注視していることに気づき、誰も自分の食べ物に手が出せないように、1個1個を踏みつけ、つばを吐きかけていった。

80年代後半、ジョーダンはホイットフィールドのクロゼットをのぞき、半分がナイキで残り半分はプーマなのを知った(*確かホイットフィールドさんはプーマと契約していたラルフ・サンプソンとも親しい友人だったはず)。ジョーダンはプーマ製品を両腕に抱え、リビングルームの床に放り出した。キッチンからナイフを取ってきて、残らずズタズタに切り刻む。それから、ハワード・ホワイト(ナイキの自分の担当者)に電話をしろ、全部取り換えろ、とフレッドに告げた。それと同じ目にジョージも遭ったことがある。彼は自分が好きなニューバランスのシューズを買った。ある日、それを見たジョーダンは、自分に寄こせと言った。ハワード・ホワイトに電話しろ、と。

「彼はそういう忠誠心を要求するんだ」と、ホイットフィールドは言う。
「どこへ行っても人の足を見るのよ」と、ポートノイが言う。
「一番最初にね」と、ホイットフィールドは続ける。「いつも足元を見る」
「何がおかしいって、今や私も同じことをしているんだから」と、ポートノイは言う。
「私もだ!」と、ホイットフィールドは言い、笑う。

ナイキの一団が広告代理店ウィーデン&ケネディのチームと一緒に現れ、スイートに加わった。これらの人々の周囲には、10億ドルのジョーダン・ブランドを筆頭として多数の従業員や契約選手を抱えるボブキャッツや彼個人の会社があり、それらが重なり合う宇宙の中心にジョーダンが存在する。万が一、すべてを統括しているのは誰か、サークル内の人間が忘れた場合は、私設セキュリティー・チームが外国訪問の際に各人に割り当てたコードネームを思い出せばいい。エスティーはベナム。ジョージはバトラー。イベットはハーモニー。ジョーダンはヤハウェ(ヘブライ語及びギリシア語聖書で記されている神の御名)と呼ばれている ―― 。


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私はシナモン好きじゃないから警戒しなくても大丈夫よ~。(笑)

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