後半戦(祭りの後のシビアな日常)開始へ
超大型トレード成立! メロのニックス行きが決定
2011年2月22日(火) 16時33分 ISM
デンバー・ナゲッツとニューヨーク・ニックスが現地21日、メロことカーメロ・アンソニーのニックス行きを含む総勢12人の大型トレードを成立させたことが分かった。米国の大手ポータルサイトが運営する『ヤフースポーツ』が伝えた。ナゲッツからの3年総額6500万ドル(約54億円)の延長契約のオファーを拒絶した昨オフ以降、シーズンを通して注目を集めていたメロの去就問題がようやく決着を迎えた。
ニックスはこのトレードにより、メロ、チャウンシー・ビラップス、シェルデン・ウィリアムス、レナルド・バークマン、アンソニー・カーターを獲得。一方ナゲッツは、ニックスからダニーロ・ガリナリ、レイモンド・フェルトン、ウィルソン・チャンドラー、ティモフェイ・モズコフ、2014年ドラフト1巡目指名権、以前ゴールデンステイト・ウォリアーズとのトレードで得ていたドラフト2巡目指名権2つ、現金300万ドル(約2億5000万円)を獲得すると共に、第3のチームであるミネソタ・ティンバーウルブズからコリー・ブリュワーを獲得する。また、ウルブズはニックスからアンソニー・ランドルフと今年が契約最終年のエディ・カリーを得ることになる。
メロはニックスとの3年総額6500万ドルの延長契約にサインする見込み。今後は身体検査を受け、早ければ本拠地マディソン・スクエア・ガーデンで行われる23日のミルウォーキー・バックス戦が移籍デビュー戦となるとのこと。メロの代理人はトレード成立について「大変うれしく思う。メロのニューヨーク行きを実現させるために尽力してくれたデンバー・ナゲッツに我々はとても感謝している。メロはとても喜んでおり、ニックスでのプレーを楽しみにしている」と語った。
なおメロ争奪戦に敗れた形となったニュージャージー・ネッツは、今回のトレードでナゲッツが獲得するフェルトンとモズコフをネッツの保有する複数のドラフト指名権と交換する案をナゲッツに打診。しかしナゲッツのマサイ・ウジリGMは、今回獲得する選手は全員手放すつもりがないと、ネッツのオファーを跳ねつけている。
ジョーダン・ブランドとしてはメロがニューヨークにいる方が喜ばしいのかもしれないけど、地方都市のチームを応援している立場としては何かむなしい。
でもって、木曜日のトレード・デッドラインを前にボブキャッツにも、
“「ボブキャッツはジェラルド・ウォレスやスティーブン・ジャクソンの取引を積極的に交渉している」とリーグ幹部が述べた。ヒューストン、ポートランドなどがウォレスに関心を寄せている。”
という情報がありまして。(Yahoo! SportsのAdrian Wojnarowskiのツイッター)
“ウォレスにとってポートランドは面白い目的地だが、ボブキャッツはたぶん取引の一員にニコラス・バトゥムを要求するだろう。ブレイザーズはバトゥムをトレードしたがっていないし、トレードすべきではない。ウォレスの方がオフェンスは優れているが、8歳年上で年俸も高い。ルディ・フェルナンデスをメインにしたパッケージの方が良いだろう。シャーロットの望みは金の節約である。マイケル・ジョーダンは新しい労使協約に向かって経費を抑えようとしており、優秀な若手を獲得したがっている。しかし、質の高い選手やキャップの柔軟性を手放そうとするチームは少ない。”とのこと。(NBC Sports.com)
一方、月曜日の練習後の会見でサイラスHCは大きな動きを予想していないと述べたそうです。
“「もちろん話はある。話はいつでもあるが、何かを手放すなら何かを得なければならない。それが大きな問題だ。みんな他人のものを欲しがるばかりで何も返したくないものだから。だから、実現しそうにないと思う。我々は今のチームをキープして、進むだろう」
ジャクソン:「最終的に、俺はどこへ行ったって最高の仕事をするさ。でも、ここにいたいんだ」
ウォレス:「俺も家族もここに満足している。シャーロットが好きだ。俺にとって一番大事なのはプレイオフ進出の助けになることだよ」(ボブキャッツは現在8位のペイサーズを1ゲーム差で追っている)
サイラスHCはウォレスとジャクソンのコンビをキープすることに満足なようだった。
「彼らがいなければ今の順位はなかったと思う。今日の2人には活気があり、全開でプレーしていた。2人とも素晴らしかった」
また、ボリス・ディオウとナジー・モハメドも無数の噂に名前を挙げられているが、モハメドはトレード話は気にしていないと言う。「記事は読むし興味はあるけど、まあ、実行されるまでは何も決まらないんだから」
ボブキャッツは今後2週のうちにタイラス・トーマスが復帰できることを期待している。1月20日から欠場中のトーマスは月曜日に軽いランニングを行った。
「全員が健康なままでタイラスが戻ってきたら、俺たちはプレイオフへ行く力が十分あると思う」と、ジャクソンは言った。
それでも、ボブキャッツにはトレードを繰り返してきた歴史がある。
モハメド:「あらゆるチームが改善できる。でも、微調整くらいで改善になるかな?物事は紙の上の方が良く見える場合もあるからね」 (Yahoo! Sports (AP))
オールスター前は左手首の痛みで調子を落としていたオーガスティンも月曜日には回復していて、
サイラスHC:「彼が少し調子を落としていた間はチームも好調とは言えなかった。彼はこのチームの欠くことのできない一員だ。本人もそれを自覚しているし、私からもそう伝えた。今の彼が私が思っている良い状態なら、プレイオフを目指すために非常に頼もしい存在だと思う」
今週はホームでラプターズ戦とキングス戦があり、日曜日からは、オーランド、デンバー、LAレイカーズ、ポートランドと厳しい遠征へ~。
ジャクソン:「残り26試合で17~8勝したい。そうすれば良いポジションに立てると思う。後半戦に向けて気合を入れていくぜ」 (Charlotte Observer)
人件費削減のための半端なトレードだったらやらないで欲しいな~。